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心理療法カウンセリング渋谷分析療法室

精神病と性の問題

精神病

精神病は幻覚や妄想などを中心とする症状を示し、次の三つに大別されます。

統合失調症(精神分裂病)

例えば「彼らが私に…と言っている」というような幻覚(幻聴)を中心とした症状を示します。言葉が相互のつながりを失って断片化し、文法的に解体し、言語新作がなされたりして、言葉の通常の意味を作り出すことができなくなるのが特徴的です。対人関係からは引きこもり傾向が強くなります。

統合失調症(精神分裂病)

パラノイア

妄想が中心的な症状であり、統合失調症とは異なり知性や意志や行動はある程度維持されています。嫉妬妄想、恋愛妄想、迫害妄想、誇大妄想などが見られ、自分が他者に対するそのような関係の真只中にいるという確信があります。

パラノイア

躁うつ病

躁病かうつ病、ないしはその両方が認められます。躁病の場合は、言葉や文章の速度が早まり、言葉遊びや話の飛躍が見られます。注意は次々と別のものへと逸れていき、行動は不適切で不毛です。不可能であるという感情が失われ、破滅的な浪費や大胆すぎる企てが見られます。うつ病の場合は、あらゆる欲望が失せ、極端な引きこもり状態に陥ります。自己非難や喪失感が心を占めており、自殺の危険を伴います。

躁うつ病

精神病のもっとも望ましい治療環境としては、入院して静かな刺激のない環境に身を置き、そこで心理療法を並行して行うことです。しかし、そのような状況が許されない場合は、医療機関に通院し投薬を受けつつ心理療法を継続することが望ましいでしょう。必要に応じて医療機関をご紹介いたします。すでに医療機関に通われている方は、来談に際しては医師による紹介状をご持参ください。また、当療法室への通室に際して来談者ご本人の身の安全が保障されないと判断した場合は、ご家族等の付添いをお願いしたり、他機関をご紹介したりすることもあります。

性の問題

性の問題は、今日では一般的に「性同一性障害」と呼ばれるものが代表的です。男性が女性のアイデンティティを望む場合をMTF、その逆の場合をFTMと呼びます。性転換手術を望まれる場合もあります。神経症や精神病においても似た状態を呈する場合がありますが、それらとは基本的に区別されます。その他にも、同性愛やフェティシズムなど、性的なものをめぐるすべての訴えを心理療法は対象としています。”Perversion”は通常「倒錯」と翻訳されますが、誤解や偏見を喚起する訳語であるためここでは使用しません。
治療方針は、社会通念に基く性別に復帰することではありません。あくまで心理療法において無意識的なものに触れていくことが重要であり、他の主訴における場合と同様に、その結果として実際の人生をいかに生きていくかに関わる選択は来談者本人に委ねられます。

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